さすらいの文具&雑貨愛好家

気が向いた時に趣味の文房具や雑貨について紹介します。

ダイアログ3 万年筆

 

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ダイアログシリーズといえばラミーの中では上位モデルに位置する高級万年筆であり、ラミー唯一のツイスト式キャップレス万年筆です。

パイロットもキャップレス万年筆を出していますが、ツイスト式はこのダイアログ3唯一だと思われます。

 

書き味がいいのはもちろんのことですが、ダイアログシリーズは各モデルに専属のデザイナーがいるので、それぞれのデザイナーのデザインを楽しめるのもいいですね。

 

今回紹介するダイアログ3のデザイナーはフランコ・クリヴィオ氏です。彼はラミーピコもデザインしています。どおりでダイアログ3と似ているわけですね。

 

前置きが長くなりましたがこれから細部を見ていきましょう。

 

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まずは外観から。はい、物欲に負けて同じものを色違いで購入してしましました。笑

 

ブラックの方はEFニブ。パラジュームコートはMニブです。

この2色以外にもピアノブラックとピアノホワイトがあります。「ピアノ」カラーは光沢があるカラーです。

 

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ブラックは写真のようにマットブラックのボディに銀のロゴとライン、つや消しシルバーのクリップです。

 

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対してパラジュームコートの方はマットシルバーにグレーのロゴとライン。クリップはボディのマットシルバーとは異なり、鏡面仕上げのシルバーです。パラジュームコートのクリップは指紋が目立つので、しっかり手入れしてあげないと汚れが目立ってきます。

 

どちらも同じ形のはずですが、色が少し異なるだけで印象が全く違います。

 

 

次にこの万年筆のギミックですが、このギミックこそが私が色違いのものを2本買った理由です。

(ここからはgifを使って説明していきます。)

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まず、軸尻部分を上の写真のようにツイストすると万年筆のペン先が出てきます。

 

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上の写真はツイストした際にカバー部分がどのように動くのかを写したのですが、gifでは少々わかりにくかったので、2枚目の写真で補足しています。

軸尻部分を回し、ペン先が出てくると同時にペン先をカバーしている銀蓋が横に開きながらペン先が出てきます。

 

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軸尻をツイストすると同時にこのようにクリップの1部分が本体に収納されます。

クリップ部分が収納されることにより、筆記時の違和感がなくなるよう設計されています。

 

このギミック、凄すぎてうまく表現できないと思いgifを採用しました。

gifを見てもしっくりこない方は是非店頭で実物を触って見てください!

 

今回はどうモデルの色違いを紹介しましたが、ロットの違いなのか、デザインの変更か分かりませんが、万年筆内部の一ヶ所と包装に違いがありましたので、この2点を最後に紹介します。

f:id:hourjune:20161005211228j:image (ブラック)

 f:id:hourjune:20161005211344j:image (パラジュームコート)

上の2枚の写真に違う点があることがわかりますか?

インク残量を確認できるインク窓がついているかついていないかです。

ブラックの方は窓がついているのですが、パラジュームコートの方にはありません。

正直窓が無いとインク残量を確認するのにいちいちコンバーターを抜かないといけないので面倒です。

 

あくまで予測ですが、ブラックは新しいロットで、パラジュームコートは初期のロットのものだと思われます。

 

次に包装

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左がブラックが入っていた紙Box。右はパラジュームコートが入っていた特製の木製ケースです。

これも推測ですが、発売当初は全て木製の特製Boxに入っていたものの、ロットが新しくなるにつれて手間のかかる木製Boxよりも紙のボックスに切り替えたのでしょう。

もし今買ったとして、木製のBoxに入っていたら初期のものだと考えられます。

 

つまり、木製Boxに入っていたら、窓がない型。紙のBoxに入っていたら、窓がある型だと思います。

あくまで推測ですので、購入の際はよく調べたりお店の方に聞くことをお勧めします。

 

 今回はラミーダイアログ3の2本を紹介しました。

私はまだ10本ほどしか万年筆を持っていませんが、これはトップ3に入るくらい気に入っています。

何よりもキャップレスというのが嬉しい。キャップを無くす心配もないし、一見万年筆ぽくないので人前でも使いやすいです。

キャップレス万年筆を探している方がいるかと思いますが、パイロットの物と比較して気に入った方を購入することをお勧めします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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